Beat Down vol.1 その2

BBOY

だいぶ時間が経ってしまったが、バトル当日を振り返る。今回も一スタッフとして。

前回の記事。

バトル

ついに始まったバトル。

準備を終えて一安心したのも束の間、さっそく進行の雲行きが怪しくなってきた。そして悟った。これは終わらないと。つんだ…これはつんだ。このバトルつんだ。

やばいのはルールだ。ダブルエリミネーションルールは、1サークルでも集計地獄なのに、それが3サークル。

普通のバトルは、予選の後に20分ぐらいの集計時間を設ける。つまり1バトル1日1回の集計だ。

それに対しダブルエリミネーションルールは1回戦終わるごとに、敗者トーナメント作成のための集計が入る。つまり毎回戦集計。それが3サークル。それを誰を理解してない状態で始めてしまった。

そしてサムライさんが「緊急事態宣言で~す」を連呼し始めた。

ジャッジ陣がしびれを切らし、進行の手伝いをし始めた。これはヤバいと思い、私もスイッチが入った。

ジャッジお三方にトーナメントの勝ち負けは記入していただき、それを毎回戦ごとに集計・印刷・新規トーナメント作成×3をした。走り回った。

急遽集計をしていただいたクジラさん、ジャッジのお三方、本当に助かりました。ありがとうございました。そしてルールがグダグダなのに、進行していただいたMCの樹さんの応用力は半端なかった。

そしてバタバタすぎてあまり記憶がない。出場したBboyたちをあまり見れなかったのは、ちょっと残念だった。そして私も出場したが、相模原最強Bgirlズッキーに1回戦で負けて、その後の敗者トーナメントはハードだった。徹夜明け朝昼メシ抜きでやることじゃなかった。

終了

1時間半押した時点で決勝が終わった。メイントーナメント終了後、敗者トーナメントの覇者を加え、真の決勝三つ巴バトルを制したのはBboy Wato!おめでとうございます!

決勝だけは集計もなく、ちゃんと観れてよかった。超絶パワームーブや洗練された基礎。そこから急にゲッタンが飛び出して、なんだかグッときた。Bboy Park のLiveでラビットチューンさんが「ゲッタンはいいよ~」って曲を歌ってて、それを思い出しながら。

終盤は敗者トーナメントを辞退する人が続出して、みんな「疲れた、もういい」って言ってた。ただこのイベントのコンセプトである「安くてたくさん踊れる」という目的は良くも悪くも叶ったと思う。

最近のバトルは少数の人しかたくさんバトルができない。バトルの性質上仕方のない事だが、観戦疲れとかではなくエントリーしたダンサーが踊り疲れて帰る。こんな素晴らしいイベント、なんかんだ良かったのではないか。

全ての関係者に感謝。

追伸 : これがHIPHOP