Cypher
夏の終わりにBC One川崎地区予選に出た。この夏は他にもバトルに出たが、今回はタイムリーは話題としてこのバトルを振り返る。他のバトルについてはまた次回。
まず今回はコロナ渦ということもあり出場者は抗体検査、そして無観客で行われた。会場ではBC Oneということもあり、自分に集中しているBboysが多かった。そのためローカルなバトルでよく感じる殺気やピリついた感じが薄かったような気がする。BC oneは自分との闘いだと感じた。
一方DJタイムでは、かかる曲もイケイケでとにかく楽しかった。他のバトルだとDJタイムでは束の間のチルが入ったりするがBC Oneになると一切なくてガッツガツ。最高だった。
予選
今回、予選ではちゃんとやった。最近カマしたのに予選落ちたり、手応えあったにサラッと負けたりで悔しかったため、予選では自分が最下位から這い上がるような気持ちで踊った。ネタも惜しみなく使った。結果は某有名BBOYに「今回カマさなかった」と言われてしまったが何とか予選通過。正直落ちたと思ってた。なぜカマしたら落ちて、カマさなかったら上がるのだろうか。それはカマしにいくと自分のムーブはディテールが見づらくなるからだろう。
バトル
バトルの相手はボディカのイッシンだった。知らないBBOYだったが、誰が相手でもマキシマムでいくつもりだったからあまり関係はなかった。
バトル前にはバイブスを溜めるのに十分な時間(30分ぐらい)があったため、気持ちの面では温まっていた。そして特に理由はないが、当然先攻を取ると決めていた。そのためMC SUVさんの「両者前へ」のあと、戻らずそのまま踊った。
そしてオレは負けた。自分のスタイルで魂を燃やしたが相手にも火がついてしまい、体感では目の前で3秒ぐらい高速1990やられた気分。 そのまま勢いづいたイッシンは優勝。 自分の強みでもあり弱みでもあるが、気持ち高~ぶるダンスは出来ているのかもしれない。
後日アップされた動画を見たらやはり気持ちは温まっているが、体はまだ温まっていない感じがした。そしてイッシンの1990はあの時感じたよりも短く遅く見えた。不思議だ。しかしこの動画で見た記録よりも、あの時くらった記憶を今後の糧に頑張ろうと思う。完敗だった。
まとめ
正直今回は練習不足だった。コロナの影響で橋本駅のストリートが次々と一時閉鎖。最近使い始めた公民館も緊急事態宣言で閉鎖。そのため屋根なし体育館外の脇で、地道にやってきた。しかし今年は雨が多く2週間はザラに練習できない時もあった。そして本番までに体力が戻らず、力んだムーブになってしまった。
今回の教訓としては、ベストコンディションでバトルに出れない事なんて人生で当たり前のようにある。気持ちの温め方は覚えたから、あとは力を抜いてほぐれた自然な動きにバイブスで加速度をつける感じだ。
P.S.現場はアツい!