スパイダー
こちら前回のスパイダーについて。
今回は前回の続き。しかし、そろそろ手首のタイムリミットも近づいてきたためこれが最後だ。まとめに入る。
動画を頼りにスパイダーフローをひとまず完成させようと思う。細かい表現はフリースタイルで良いとして、構造はしっかり創る。意味合いとしては、ネタを作るというより6歩のような基礎を創る感じだ。
製作工程
今までの制作工程。
1・思い当たる形を、一通りをやってみる。
2・息詰まったら自由に。あとは急いでみたり。
3・楽な動きで、音重視。
4・何か浮かんだらとりあえずやる。あとはねばる。
5・手首が弱ってきたため、入りと抜け重視。
6・流れの良いパターン模索。
7・フットワークで重心沈めると、スパイダーに入りやすい。
現状はこんな感じ。これにて材料は一通り揃ったような気がする。
観察
さぁどうしたものか。一旦生み出すをやめて、俯瞰して見よう。
見え方 ・地面との接地点が動く方が躍動感がある。 ・手は交互に動いた方が不自然ではない。 ・片スパイダーが頻繁に入れ替わった方が大きなフローと少し力強さが出る。 ・フットワークとの兼ね合いで、スパイダー比率を高くしないと残念。 ・ベーシックスパイダーでなるべく止まらない方が良い。BBOY的に。 ・音は必要最低限取れれば、あとは止まっても十分良さそう。
体感 ・ベーシックスパイダーが一番細かい音取りやすい。 ・ムリな体勢だけだとフローも崩れる。ベーシックスパイダーに戻れるフローが良い。 ・重心沈めたフットワークとスパイダーの相性が良い。
これらを踏まえてパターンを構築する。
まとめ
こんな感じで良いと思う。
これなら今まで模索したものも、ネタとして挟める。大きなフローはこれでいいと思う。フットワーク沈めればどっからでも入れるし、やめれる。こんな感じで良いと思う。
この構造に落ち着くまで2年ぐらいかかったか。でも楽しかったな。こういうの模索してる時がやっぱり一番楽しいな。
この機会を与えてくれたサムライさんには感謝。
フットワーク禁止宣言
世間で1回目の緊急事態宣言が出された時、サムライさんからフットワーク禁止宣言が出された。「ジョンレモンがフットワークしても意味がない」と言われたのが始まりだ。最初は、「んなこと言われたってフロア入れない」と思ったが、理解した。たしかにオレがいくらフットワークしても今後それが上手くなっても、フットワークが上手いBBOYなんて腐るほどいる。関東のシーンとしてもフットワークが主流の方向に向かっていることは、2017年ぐらいから目に見えていた。流行りに乗った方が価値観も共有しやすいしサイファも楽しい。だがジョンレモンがフットワークしても意味がない。その通りだ。じゃぁスパイダーでフットワークするしかない、と思い模索を始めた。
そして2回目の緊急事態宣言が解除された時ぐらいに、フットワーク禁止は大した意味合いは無いと言われた…だがスパイダーフットワークは興味があったから続けたといった感じだ…
ヒップホップ
オリジナルを探究しすぎると、ブレイキンではなくなってしまう。というの間違いだ。ヒップホップ、何でもありだ。知性の狭間を突破しないような、枠にとらわれたダンスをヒップホップとは感じない。だがBBOYでもグラフィティでも大事なのはアウトラインだ。
オレはブレイクダンスやってるなんて言えないが、胸張ってBBOYとは言える。